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特定技能・外国人雇用

技能実習と特定技能の給与相場の差とその背景

技能実習制度と特定技能制度は、日本の産業を支える外国人労働者の受け入れを目的とした制度ですが、給与相場や待遇にはいくつかの違いがあります。近年、特定技能の資格で初めから日本に来る外国人労働者が増えたことで、技能実習と特定技能の労働者の給与設定や支援内容の違いが注目されています。この記事では、技能実習と特定技能の給与差、その背景、また特定技能のメリットについて詳しく解説します。

技能実習と特定技能の給与の違い

2023年の厚生労働省の統計によると、技能実習生の平均給与は18万1,700円、特定技能の平均給与は19万8,000円です。両者の給与には約1万6,000円の差がありますが、この差額は技能実習と特定技能でかかる監理費や支援費の違いにより説明できる部分が多いと考えられます。

技能実習生の場合、監理団体が介入するため監理費がかかります。一方、特定技能では、監理団体の介入はなく、代わりに登録支援機関への支援費が発生しますが、通常の監理費に比べて割安になるケースが多いため、この差額分が特定技能労働者の給与を上乗せできる一因となります。

日本語能力と業務への適応力

特定技能で来日する労働者は、日本語能力試験(JLPT N4程度以上)の合格が要件とされているため、一定の日本語能力を備えています。これにより、職場でのコミュニケーションがスムーズで、業務の習熟も早い傾向にあります。技能実習生の場合、日本語能力が必須要件ではないため、入国後に言語サポートが必要になる場合も少なくありません。

特定技能労働者は日本語能力をもとに即戦力として活躍できる可能性が高く、日本での生活や仕事にも比較的早く馴染むことが期待されています。したがって、監理費と支援費の差額が埋められるだけでなく、企業としても日本語能力を持つ特定技能労働者を採用することで、業務効率の向上や教育負担の軽減といったメリットが得られます。

特定技能の雇用がもたらす企業へのメリット

技能実習と比較して、特定技能労働者の雇用は次のようなメリットを企業にもたらす可能性があります。

  1. コミュニケーションコストの低減:日本語能力を持つ特定技能労働者は、現場でのコミュニケーションにおいてもスムーズであり、作業の指示や報告などが円滑に行われやすいです。これにより、業務効率が上がり、教育コストが削減されます。
  2. 監理費と支援費の差額によるコストメリット:特定技能労働者は監理団体を通さずに受け入れられるため、監理費が不要です。支援費はかかるものの、監理費と比べて低額であるため、企業としてもこの分を給与に上乗せして支給することが可能となり、特定技能の労働者が安心して働ける環境が整いやすくなります。
  3. 労働者のモチベーション向上:技能実習生と比較して、特定技能労働者は給与水準が高めに設定されていることが多く、昇給制度の導入やボーナスの支給を検討する企業も増えています。このような待遇は、特定技能労働者のモチベーション向上や離職率の低減につながります。

まとめ

技能実習と特定技能の制度上の違いによる監理費や支援費の差額は、特定技能労働者の給与の上乗せに活用できる部分が多く、さらに特定技能の労働者が持つ日本語能力が企業にとって大きなメリットとなります。企業は、このコスト構造や特定技能労働者の特性を活かしながら、適正な給与設定と職場環境の整備を行うことで、長期的かつ安定した雇用関係を築き、地域経済に貢献することが期待されます。

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キタカラ代表 畠山

キタカラ代表 畠山

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